雪害対策シリーズ⑴ 雪害と対策 
雪害の種類と
各対策を知って
移住不安を溶かす

雪で大人が遊ぶ

雪国へ移住したい…だけど気になるのが『雪』。雪が降らないところに住む方には異世界すぎて、移住のハードルが高くなっているのでは。石川県加賀市の積雪量は減少傾向で以前より暮らしやすくなっているものの、やっぱり不安ですよね。

この記事では5つの雪害3つの生活シーンに潜むリスク歴史的豪雪と被害についてご紹介します。雪国への移住不安を解消するためには、雪害のリスクと対策をよく理解しましょう。

雪は怖いものでもあれば、生活の恵みにもなります。梅雨の降水量が比較的少ない北陸地方では、貴重な水資源となるのが雪解け水。雪の厳しさと豊かさを実感できる石川県加賀市に移住を検討してみませんか

お問い合わせ

★全5編 雪害対策シリーズ

雪害対策シリーズは5つの記事から構成されています。各記事はそれぞれで完結する内容ですので、目的に応じてご覧ください。この記事はです。

⑴ 概論   「雪害と対策」
⑵ 対策1 「雪かき
⑶ 対策2 「雪道運転
⑷ 対策3 「自宅
⑸ 実例   「移住3年目の声

(6)最新版「移住5年目の声

 

 

雪がもたらす
5つの災い

昨今は災害に関する話題が尽きないが、雪国特有の災害『雪害』を聞いたことがあるだろうか。日本海側の大半の自治体は豪雪地帯・特別豪雪地帯であるため、雪に起因する災害『雪害』を理解するのが肝要だ。

『雪害』は大きく分けて5つの種類がある。各特徴を理解することで災害発生時に対応できるだけでなく、事前にリスク回避をすることもできるのだ。

コラム1 雪害の定義

コトバンクに掲載されている『日本大百科全書』によると、雪害は以下のように定義されている。

多量な積雪によって生じる災害。日本では、冬季に北西の季節風によって多量の降雪がもたらされる中部地方より北の日本海側、北海道の西部に雪害が多く発生する・・・。

本記事では雪害を広義的に解釈し「雪に起因する災害」と解釈する。

 

1.【積雪害せきせつがい

積雪によって、線路・道路が埋もれることに起因する災害。

例 )路上で車がスリップ
対策)急発進・停止を行わない


2.【雪圧害せきあつがい

雪の重みによって、建物・樹木等が損傷することに起因する災害。

例 )屋根の倒壊
対策)屋根の雪を降ろす(雪下ろし)


3.【着雪害ちゃくせつがい

雪や氷などの湿った物体が、送電線等に付着することに起因する災害。

例 )停電によるエアコン使用不可
対策)家庭用電源不要の灯油ストーブ使用


4.【雪崩なだれ

山の斜面にある積雪が崩れ落ちることに起因する災害。

例 )スノーレジャー時の雪崩発生
対策)事前に情報収集する


5.【風雪害ふうせつがい

吹雪によって、視界不良になることに起因する災害。

例 )路上での追突事故
対策)無理に進まず、停止して待つ

 

 

雪害が起こりうる
3つの生活シーン

では実際、雪害はどのように実生活に影響を与えるのだろうか。ここでは雪国生活で気をつけるべき3つの生活シーンをご紹介する。リスクと対策については別記事にまとめているので、合わせてご覧いただきたい。

生活シーン1 除雪

【積雪害】や【雪圧害】を防ぐのに有効なのが雪かき等の除雪作業。実は雪による人的被害の約90%は除雪作業中(令和元年度)に発生しているなど、リスクが潜んでいる。

事前に想定されるリスクや対策を把握し、安全に雪かきを実施しよう。

男の人が雪かきをしている

除雪のリスクと対策

 

 

生活シーン2 雪道運転

移住希望者が最も心配するものの1つが雪道運転。車社会に慣れていない人には恐怖である。

雪道での運転方法や、万が一車内待機が余儀なくされたときの備えについてご紹介。

雪道の車
Photo credit: Skylar Kang via Pexels.com

雪道のリスクと対策

 

 

生活シーン3 自宅

自宅は安全だと思い込んでいたら、それは危険だ。外出困難、停電により電気の使用不可など、自宅にもリスクは潜んでいる。

有意義なおうち時間にするためにも、想定されるリスクと対策を勉強しておこう。

家の中のストーブ

自宅のリスクと対策

 

 

歴史的豪雪の教訓
油断せず備えること

石川県は幾度も歴史的豪雪が発生している。近年は積雪量は減少しているが油断は禁物。石川県民がよく語る3つの豪雪から、雪害の被害をイメージしてみよう。

石川県は全市町村が豪雪地帯、一部地域は特別豪雪地帯に指定されている生粋の雪国だ。短時間に多量の雪が降ることが特徴で、通称『ドカ雪』と呼ばれている。ドカ雪は翌日以降にも降り続ける傾向があり、その結果として歴史的豪雪が数々と引き起こされてきた

1963年(昭和38年)の豪雪『38サンパチ豪雪』では、除雪が追い付かずに孤立状態となる町が発生。石川県の観測史上最高の最深積雪深(181㎝)を今なお記録している。

1981年(昭和56年)の豪雪『56ゴウロク豪雪』では、送電線切断、鉄塔の倒壊、また38豪雪よりは少ないものの家屋倒壊の被害が記録された。

1990年代以降は暖冬の影響で積雪量減少が続いたが、2018年(平成30年)は『平成30年豪雪』が発生し、記録的豪雪となった。その結果2名の死者、幹線道路・高速道路の通行止め、電車の運休、物資不足などの被害が記録されている。今なお石川県は豪雪が発生する可能性があると認識した方が賢明だ。

雪と家と木々
2018年(石川県加賀市) 豪雪の様子
各豪雪の名称(年) 最深積雪(㎝)
38豪雪(1963年) 181
56豪雪(1981年) 125
30豪雪(2018年) 87

※気象庁「過去の気象データ検索」から、作者作成。
※観測地は「金沢」を使用

 

これまでの被害から自治体は雪害対策に努めている。具体的には除雪体制の強化、融雪装置の導入、雪害を防ぐための情報提供(石川の雪みちナビ)などを実施している。

それでも災害は個人の備えが何よりも重要。雪国で暮らすには雪害を理解し、個人レベルの対策に努めよう

道にある融雪装置
路上に設置している融雪装置

コラム2 移住者の声

現地の声を聞きたい!そんな方には「石川県の雪ってどんな感じ?」の記事をご覧ください。移住3年目が語る、雪国の実情をお届けします。

 

 

移住体験を経て
雪国に慣れておこう!

「雪国への移住は失敗だった・・・。」と思わないためにも雪国特有の災害『雪害』を理解し、備えておくことが重要だ。その他にも地域住民と良好な関係を築くことで、有事には助け合いが生まれる。移住した後は、平時こそ積極的に地域交流をするのがポイントだ。

また実際に雪を体感するのもオススメ。加賀市定住促進協議会では最大1週間まで移住体験できる「お試し住宅」をご用意している。あえて積雪の時期を狙ってお越しになることで、移住後のミスマッチを防ぐことができる。まずは私たちにご相談ください。

5人の人が雪道の上にいる

お試し住宅

滞在期間 最大1週間
対象者 地方移住を検討中の方
※観光や営業目的の方は、参加をご遠慮頂いております
参加費 無料
※滞在中の食費は自費となります。
集合場所 かりぐらしの家石川県加賀市大聖寺神明町46)
※駐車場3台分あり
電話予約 0761‐71‐0099
公共交通機関 JR加賀温泉駅、JR大聖寺駅、小松空港
※最寄りは大聖寺駅(徒歩10分程度)
滞在場所 お試し住宅に無料滞在できます。
申込方法 滞在日程や参加者数などを、お問い合わせフォームにご記入ください

お問い合わせフォーム

参考文献