温泉観光地に移住し、
総湯に通う田舎贅沢。

総湯(そうゆ)とは共同浴場を表す北陸地方の言葉です。
加賀の総湯は約1300年前から地域コミュニティの共有財産として維持されてきました。

この街に移住すると、温泉が日常になります。
日々温泉に通い、物見遊山を愉しみ、旬の食材を戴くライフスタイルを築きませんか。

 

温泉LIFE STYLE⒈
ヘルスケアとしての湯治

仕事帰り、総湯でぽかぽかに温まって帰路に就く。そんな湯治文化が地元民の間では根付いています。

本来の湯治とは、病気や怪我を治療するための転地療法を意味します。温泉地に1~2週間ほど長期滞在するのが湯治の基本です。加賀の温泉は冷え性、切り傷、神経痛などの治療に効果的と言われています。

温泉に通い、健康を養う地元民は、湯治場の暮らしの象徴する人たちです。

山中温泉の足湯・飲泉場「笠の湯」
白く結晶化した「湯の花」は温泉成分が豊富な証

 

温泉LIFE STYLE⒉
日常化する物見遊山

山代温泉「薬王院温泉寺」の紅葉

古寺の紅葉、湖畔の夕焼け、温泉街の夜景。こうした田舎情緒に癒されるひと時は旅の醍醐味です。

加賀移住の特徴は、観光地が日常化すること。つかの間だった物見遊山も暮らしの一部となります。たとえ忙しい時であっても、静かに佇める場所が豊富にあることは想像以上の贅沢です。

片山津温泉「柴山潟」の夕焼け
山代温泉「古総湯」の夜景
山中温泉「こおろぎ橋」と散策路

 

温泉LIFE STYLE⒊
温泉経済と街づくり

3温泉50旅館に年間194万人の宿泊客が訪れる温泉郷「加賀」。古くから、総湯を囲むようにして旅館や和菓子屋や料理店等が軒を連ねる、温泉経済圏が成熟してきました。

近年では、地元食材をイタリアンやフレンチやスパニッシュに料理するレストランが相次いでいます。

また一部の商店街では、キャッシュレス決済を一斉導入し、ショッピング環境の利便性を高める動きが活性化しています。

山代温泉の九谷焼窯跡展示館にて働いている
伝統工芸士・前田昇吾さんが作陶した食器

さらに工芸の分野では、伝統技法を磨く陶芸家や漆芸家が、現代の暮らしに寄り添うモダンな商品開発を担い、温泉街の土産文化を豊かにしています。

こうした地元民の熱意が、移住者にも飛び火する昨今、より多様性に富んだアクションが続々と生まれています。その活動の火種が、どのように燃え移っていくかに期待が高まっています。

 

温泉街を巡る移住体験ツアー

移住体験ツアーとは、加賀の暮らしを体感し、移住後の生活をシミュレーションするためのサポートです。
このツアーのテーマは「温泉LIFE STYLE」。湯治文化、物見遊山、地域づくり等をキーワードに加賀の暮らしを紐解いていきます。ご希望の方には、総湯にも浸かっていただき、温泉のある暮らしを体験できます。

移住体験ツアー温泉編

 

加賀の温泉観光地

山中温泉
渓谷の温泉地。松尾芭蕉も長旅の疲れを癒し、その泉質を延命長寿の薬草である菊に喩える俳句を残した。このエピソードから「菊の湯」と名付けられた総湯は常連さんからも親しまれている。

観光情報

 

山代温泉
薬草の採れる小山が背後にそびえる温泉地。街の中心には、明治時代の面影を今に残す銭湯「古総湯」が建つ。この湯屋にはステンドグラスや九谷焼タイルが設えられており、住民も通っている。

観光情報

 

片山津温泉
湖畔に旅館が並ぶ温泉街。全面ガラス張りの湯屋「片山津温泉 総湯」からは、広大な柴山潟、さらには雪化粧した霊峰白山を眺められる。入浴後は2階のカフェで寛げるため、住民の憩いの場にもなっている。

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