雪害対策シリーズ⑶ 雪道運転
雪道の運転は、
適切な準備と
警戒の心で

雪道の車
Photo credit: Skylar Kang via Pexels.com

雪国へ移住したい…だけど気になるのが『雪』。雪道の運転に不安を持つ移住希望者は多いのではないでしょうか。ペーパードライバーはもちろん、普段運転する方でも雪道の運転は怖いものです。事前にリスクを把握し、準備と対策をすることが重要です。

この記事では雪道の運転に隠れるリスク気をつけるべきポイントと対策車内の備蓄リストをご紹介しています。また実際に冬に移住体験をするのもGood!ぜひともお問い合わせください。

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★全5編 雪害対策シリーズ

雪害対策シリーズは5つの記事から構成されています。各記事はそれぞれで完結する内容ですので、目的に応じてご覧ください。この記事はです。

⑴ 概論   「雪害と対策
⑵ 対策1 「除雪
⑶ 対策2 「雪道運転」
⑷ 対策3 「自宅
⑸ 実例   「移住3年目の声

(6)最新版「移住5年目の声

 

 

雪道を運転する際は
雪害に警戒すべし

5つある雪害の中で、雪道の運転には【積雪害】と【雪風害】のリスクがある。では実際、どのような場面でリスクが想定されるのだろうか。代表的な3つのケースをご紹介する。

 

1.路面凍結

【積雪害】の代表例が、路面の凍結。スリップした乗用車が電柱に衝突して死亡するなどの事故も起きている。

また晴天の日も警戒が必要。積雪の下が凍結していることがある。慎重な運転を心掛けよう。

路面凍結している道路
Photo credit: Julia Volk via Pexels.com

 

2.ホワイトアウト

【雪風害】の代表例が、ホワイトアウト。強風により雪が空中に舞うことで視界不良になってしまい、玉突き衝突などの事故につながる。

特に山間部ではホワイトアウトが発生しやすいことを覚えておこう。

道路がホワイトアウトしている、車

 

3.車内孤立

車の不具合や事故などのトラブルがあった際には、車内で孤立状態となる恐れがある。

救援車も雪道でいつもより遅れて到着するので、車で待機できるような備えをしておこう。

雪の中の車
Photo credit: Ozie Gomez via Pexels.com

石川県加賀市で生活する上では車が欠かせない。そのため雪国での運転には十分リスクがあることを理解してほしい。次章ではリスク回避の対策やポイントをご紹介する。

 

コラム1 警戒すべきタイミングは?

  • 降雪した直後
  • 朝方・夜間の気温が低いとき
  • ホワイトアウトのとき

 

 

3つの時間軸で
準備と警戒を

雪道では様々なリスクが想定されるため、普段以上に警戒して運転しなくてはならない。具体的に運転前、運転時、トラブル時の対策をご紹介する。

★運転前 「入念の準備」

1.運転プランを考える

2.スタッドレスタイヤ着用必須

3.「冬用タイヤ規制」発令時は警戒

石川県加賀市では、12月~3月頃まで冬用タイヤの履き替えはマスト。運転プランを考える際は幹線道路を通るようにプランニングすること、天候の最新情報を調べておくことが重要だ。少しでも不安を感じたならば運転を控えることを検討したい。また、発進直前には車体に積もった雪を払い落としておくのも忘れずに。

 

★運転時 「急操作NG」

1.発進時は「セカンドギア」活用

2.ブレーキは早めに、そして弱く踏む

3.車間距離はいつもより広く

4.ハンドル切るときは要警戒

5.ホワイトアウト時は待機

ポイントは急操作をしないこと。発進時の急発進、ブレーキ時の急ブレーキはスリップの原因となる。通常よりも走行時間がかかってしまうが、事故になると結果的に多く時間がかかる。慎重に運転することを心掛けたい。

 

★トラブル時 「備蓄が重要」

1.知人等の救援 or ロードサービス活用

2.待機時間を安全に過ごす(車内)

3.マフラー付近の雪を除いておく

トラブル時には孤立状態になる恐れがあるため、待機用に備蓄をしておくこと。また待機する際にはマフラー付近の積雪に要注意。エンジンをかけたままの待機時に、マフラーに雪が詰まって排出できないと一酸化炭素中毒になるリスクもある。安全に救護を待てるように準備したい。

 

コラム2 凍結しやすい場所

  • 交差点
  • 橋の上
  • トンネルの出入り口

 

 

トラブル時に重宝
車内備蓄リスト

トラブル時や車内孤立した時に備えておきたいものを車関連備品、食料、防寒の3つに分けてご紹介。あくまでも参考としてご覧いただき、ご自身の判断で必要なものがあれば追加するのがよいだろう。

車関連備品
  • ジャッキとチェーン
  • ジャンプスターター
  • スコップ
  • スクレーパー
  • 解氷スプレー
  • けん引ロープ
  • 幅20センチ以上の段ボール
  • ゴム手袋
食料
  • サバイバルウォーター
  • 賞味期限が長い食料品
  • 携帯用ガスコンロ
  • 簡易的な非常食
防寒
  • 毛布や寝袋
  • サバイバルシート
  • 常備用カイロ
  • 靴下、下着などの替え

車関連備品についてはお近くの車屋さんやホームセンターで尋ねてみるとよい。車内孤立した際の備蓄は雪の中で2泊3日キャンプできることをイメージすると準備しやすい。

 

コラム3 自動車保険の見直し

事故が起きた際に頼りになるのが自動車保険。スリップしてガードレールに衝突した際には『対物補償』があれば修繕費を補填され、『車両補償』があれば自家用の修理が補填される。雪国への移住をきっかけに保険内容の見直しを推奨する。

またロードサービス対応についても確認しよう。トラブル時に救援としてのロードサービスは全ての自動車保険についているとは限らない。

 

 

石川県に移住する前に
まずは移住体験

雪国での運転はリスクがあるため、危ないポイントや対策について把握しておくが大切である。その他雪害は「除雪」や「自宅」にも起こりうるため、合わせて確認しておきたい。

なかなか冬の暮らしを実感しにくい方には移住体験がオススメ!加賀市定住促進協議会が用意している『お試し住宅』を利用し、実際に住んでみると良い体験になる。生活については移住コーディネーターが指導するため安心してご滞在できる。まずはお問い合わせからご連絡ください。

5人の人が雪道の上にいる

お試し住宅

滞在期間 最大1週間
対象者 地方移住を検討中の方
※観光や営業目的の方は、参加をご遠慮頂いております
参加費 無料
※滞在中の食費は自費となります。
集合場所 かりぐらしの家石川県加賀市大聖寺神明町46)
※駐車場3台分あり
電話予約 0761‐71‐0099
公共交通機関 JR加賀温泉駅、JR大聖寺駅、小松空港
※最寄りは大聖寺駅(徒歩10分程度)
滞在場所 お試し住宅に無料滞在できます。
申込方法 滞在日程や参加者数などを、お問い合わせフォームにご記入ください

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参考文献