2022/6/26(日)開催 – アウトドア茶会
山居で一息、抹茶を一服。
地元民や移住者の交流を育むのに適したイベントが、石川県加賀市の山奥で開催されます。ハイキングウェアやデニムでも参加できるカジュアルな茶会でありながら、茶道経験者によって運営されるため、本格的な抹茶も味わえます。
この企画は、あえて山奥を開催地に選んだアウトドアな茶会です。本来、茶の湯では深山幽谷や野山の情景を様々な方法で表現されることもあり、その原点に触れる感覚もご体験ください。
たとえば、茶庭を木々で囲い隠し、都市から隔絶された茶室は「市中の山居」と評され、俗世間から遊離できる空間として好まれています。
一方、今回の開催地である石川県加賀市山中温泉大土町は、まさに本物の山居です。雨が降れば霧もたなびき、山奥であるがゆえ材木に恵まれています。その地の利を活かし、藩政期には炭焼きを主産業としていました。周辺の沢には、炭焼き窯の跡が幾つも残っており、かつて山々から製炭時の煙が立ち昇っていた光景が思い浮かびます。
炭は、茶の湯に欠かせない存在です。茶道は日本文化の集合と言われますが、炭もその一部です。このような茶と炭のご縁から、6/26(日)にアウトドア茶会が催されることになりました。ふるってご参加ください。
概要
内容 | 大土町ツアー&茶会
炭焼きや棚田、斧入らずの森など解説いただきながら、赤瓦の古民家や囲炉裏を見学したあと、大土町の湧き水を用いた抹茶と和菓子をご賞味下さい。 |
参加対象 | 茶道を習っていない方、地元の方、移住されてきた方など幅広くご参加いただけます。 |
開催日時 | 2022/6/26(日) 午前10時~12時 |
場所 | 石川県加賀市山中温泉大土町
道順がご不安な方は、9時30分ごろに「あいおすふれあい広場」へお集まりください。茶会運営スタッフが道案内します。 ※注意事項※ |
持ち物 | 長袖・長ズボンなど肌の露出が少ない服装が好ましいです。(虫刺され対策) タオル 帽子 水筒 町内にはアスファルト舗装されていない道もあるため、汚れてもよい靴。雨天時には長靴を推奨します。 |
料金 | 1000円 / 組(1名様分の茶菓子代を含む)
2人目以降は、+300円/人が追加となります。 例)家族3人で参加の場合… 1000円/組+300円×2名= 参加費1600円 |
備考 | ▽▲感染症対策・熱中症対策について▲▽
①当日出発前に検温の御協力をお願いします。熱がある方、体調のすぐれない方は参加を御控えください。 ②当日会場でも検温、手指消毒の協力をお願いします。 ③マスクをして参加してください。野外イベントになりますので、熱中症の懸念がある場合は、他の方と距離を保っていれば外して頂いて構いません。(※茶席ではマスク着用必須) ④こまめな水分補給を行い、熱中症対策を徹底してください。特にお子様と参加される方は、十分に注意してあげてください。 |
企画運営 | 茶道裏千家淡交会青年部 北陸信越ブロック 石川南青年部 |
開催協力 | 一般社団法人おおづち |
お申込み締め切りは、6月19日(日)です。
プログラム内容
天の川を見立て遊ぶ
朝の茶事
茶に用いる水について
斧入らずの森が
蓄える水
炭の材料は山間部広域から調達されていましたが、なぜか大土町には伐採を禁じた山があります。そこは「斧入らずの森」と呼ばれ、樹齢300年以上の木々が生息しています。
その山の中腹からは生水が湧いており、わざわざ汲みに登ってくる地元民もいる、隠れた名水です。
村から山まで露地に見立てる
山水に遊ぶ野点
湧き水は手を清める蹲とし、村の中を流れる小川は、七夕にちなみ天の川に見立てた野点を催します。
大土町に生息する茶の木やクロモジ、笹など植物によって茶席を飾り付けるワークショップも行います。
雨天時
囲炉裏茶会
茶道具の多くは、野山や鉱山などで採れた素材から作られています。炭もまた、元々は山に自生していた木です。
万が一、雨天時は囲炉裏で茶会を催します。霧に包まれた幻想的な里山もご覧いただけるかもしれません。
茶会のあとの楽しみ
ハイキングと温泉
イベント終了後には、ハイキングなどもお楽しみいただけます。天気がよければ昼食などを持参し、ピクニックも満喫ください。近隣には蕎麦屋やカフェ、菓子店などもございます。詳しくは、お申込み時にお問い合わせください。
汗を流すのに最適な温泉もございます。加賀市には山代、山中、片山津と3つの温泉観光地があり、それぞれ異なる泉質の総湯にご入浴いただけます。丸一日、楽しめる機会となっており、是非ご参加ください。
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