株式会社カーロカーラ

婚礼屋として、２人が本当に求める結婚式を共に創る。

代表取締役小谷由美子さん
結婚式は「大切な思い出となる日」です。婚礼屋という仕事は、結婚に至る大切な期間をサポートするために生まれました。私たちは提携の式場・披露宴会場を持っていません。だからこそ自由な発想で、夫婦が本当に求める結婚式を作れます。さらに婚礼屋は夫婦が「これからの新しい人生をどう生きていきたいか」まで掘り下げ、提案していきます。カーロカーラでは、婚礼屋アシスタントを募集中です。人の一生に関わる仕事で大きな喜びを生み出しませんか？

「婚礼屋」とは？

ウエディングプランナーという言葉はよく耳にする時代ですが、「婚礼屋」は聞き慣れませんよね。私たちが独自に掲げるこの「婚礼屋」という仕事のサポート内容は幅広く、お一組をプロデュースするごとに「二人は将来どんな家に住みたいのか」「どんな仕事をしていきたいのか」「どんな人生を送っていきたいのか」「何のために結婚式をするのか」といったことまで掘り下げます。夫婦の想いに耳を傾け、お二人の本当に望む結婚式のあり方を一緒に考えていくのです。住まいの相談までするケースもあります。

私は、ご結婚のタイミングで、カップルを世帯主にすることが自分の仕事だと考えています。結婚し、これから二人で生きていくには様々な知恵が必要です。夫婦にとって、二人の知恵を合わせることが必要となる最初の大仕事が、結婚です。

スマ婚、ハデ婚といった流行パターンに新郎新婦を当てはめるのでなく、お二人が本当に求める結婚式を提案すること、それが「婚礼屋」の仕事です。

思い出深い「婚礼」

新郎新婦の想いを実現できた婚礼事例として、例えば石川県能登町で行った式が挙げられます。これは素晴らしい婚礼でした。能登町には「縄張り」という風習が昔からあります。地域の方々が紅白で縄を編み、新郎新婦が歩く道幅いっぱいに引くのです。仲人さんが新郎新婦を先導していくと、進む先には地域の方々が縄を張って通せんぼしています。お万頭やお菓子を配ってその縄を解いてもらい、地域の仲間入りを果たして、道中を最後まで皆さんと一緒に歩いていくものです。地域の方々も、「縄を編んだのなんて一体何年振りだろう」と非常に喜んでいらっしゃいました。その土地の昔ながらの習わしが息づいた、素敵な結婚式となりました。地域の皆様にもあんなに喜んでいただき、これからそこで暮らしていくお二人の新生活を、必ずや力強く支えてくれる結婚式になったのではないかと思います。

そして、温泉地であるここ加賀市には、素晴らしい旅館がたくさんあります。その中のひとつを会場としたお式では、参列者の方々にも温泉旅館にご宿泊いただきました。参列者の皆様と一晩ゆっくり過ごされ、宿泊代を含めても通常のご披露宴と変わらぬ予算で行えます。温泉に一緒に浸かることでぐっと両家が近くなられることも素敵です。温泉のある加賀市だからこそ出来る地域婚礼です。

新郎新婦の予算に応じ、多様な婚礼を提案できることも喜びです。

女性の起業支援の活動も

以前、ウエディングサービス専門の派遣会社も運営していました。「子どもの出産を終えて、土日の短時間なら働けるというママ」「平日は別の仕事をしているけれど、もう少し働いて家計の足しにしたいという方々」を集め、それぞれの方のご都合の中で可能な時間を使って、ウエディングパーティの接客スタッフとして働いてもらいました。このビジネスモデルを東京や福岡でも展開しようと、事業化を考えている方を支援するセミナーも開いています。ウエディングスタッフとして働くママのために、お子様を預かるベビーシッター事業も併せて考えています。

また、出産後に再就職を考えても、「短時間の仕事がない」「子どもを預ける場所がない」と悩んでいる女性達に対して、「趣味を趣味のままにせずに、商売にして自立してほしい」という思いで、起業支援も行っています。

従業員の構成・求める人材

現在、カーロカーラで婚礼屋の仕事に従事しているのは3人。デザイナーが１人、総務経理が１人、そして私です。
一組一組のお客様と時間をかけて向き合うため、婚礼のご予約は年間15組に限定しています。予約は来年の春まで埋まっています。大変申し訳ないことに、お問い合わせいただいてもそれ以上はお断りしている状態が続いていますので、自分以外の婚礼屋も増やしていきたいという思いから、ウエディングプランナーを紹介する weco (ウェコ)（http://weco.jp/）の制作運営も行っています。