石川県加賀市で
デジタル人材育成に取り組む、
コンピュータークラブハウス加賀。
プログラミングを通じて子どもたちの挑戦する力を養う。加賀市にはその拠点があります。
館内の様子
コンピュータークラブハウス加賀
プログラミングを学校以外にも学べる拠点を作る目的で、アメリカで発祥したコンピュータークラブハウス(以下CCH)を日本で初めて2019年5月加賀市に開設。常駐しているメンターが「独創的な学び」をサポートしながら、プログラミングや、アニメーション制作など、プロが使っている機材を使用して自由にやりたいことが出来る場所です。
CCHは、対象年齢を10~18歳としていて、平日は5~10人、土曜日は10~20人くらい利用しています。予約不要で、開館時間であればいつでも自由に利用できる場所です。保護者の方か、友達の紹介がきっかけで利用する子が多く、最初に訪れた子には、施設に常駐するメンターと呼ばれる大人が機材の紹介や、何が出来るかを説明してその子がやりたいことにトライする一歩目をサポートします。その後は、つまずいた時は教えますが、基本的には技術の習得の仕方や調べ方を教えるようにしているそう。
学校でも家でもないCCHだからこそ、自分のペースで、自分の好きなことにトライできる場所です。子供たちは実際に、動画を制作したり、CCHの入管管理システムを作ったり、3Dプリンターでオリジナルデザインのものを作っています。
CCHで使うことが出来る機材の一部(電子ドラム、3Dプリンター)
子どもたちが「自分」を見つけられる場所。
また、移住後にお子さんがうまく学校になじめるか不安な親御さんもいらっしゃるかと思います。CCHは、「第三の居場所」としての役割も果たしており、現代では、学校のテストの点数や部活動がメインの指標になっていますが、ここでは社会の一般的なものさしとは違う見方でメンターさんが子供たちと向き合っています。
メンターの方によれば、「色々な機材・ジャンルの中で一つでも自分の「好き」を見つけられれば、それが自信になっていくのだと思う。」とのこと。小さな成功体験を評価することで、どんどん自分でやりたいことを伸ばしていく成長も伺えます。実際に、個性的な子が、CCHに通うことで自分の得意分野の発見し、部活動や自信につながっているケースもありました。機材や、プログラミングなど特定のジャンルに詳しくても、なかなか話の合う子を見つけられないことがあるそうなのですが、ここでは共通の話題で話せる学校外の友達が出来ますし、小学生と中学生が友達になっているように、先輩後輩とは違った多世代の関係性を作れる場所です。
それぞれ得意分野を持ったメンターさんが「先生」とは違う、「近所のお兄さん、お姉さん」のような斜め上の関係性で、子供たちに寄り添いながら伴走してくれます。子供たちが創作活動をするにあたって、単に特殊な機材を使える施設、だけではなく、使い方や楽しさを教える大人がいることが、CCHの魅力です。
実際にCCHに通う学生の作品
加賀市の暮らしを知る
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事務所 | コンピュータークラブハウス加賀 |
所在地 | 石川県加賀市大聖寺八間道65番地 かが交流プラザさくら3F |
利用対象年齢 | 10~18歳 |
利用料 | 無料 |
開館時間 | 水曜 13:00~19:00 木曜 16:00~20:00 金曜 16:00~20:00 土曜 13:00~19:00 ※年末年始・特別休刊日を除く |