地域密着の民間総合病院
病院長 太田孝仁さん
久藤総合病院は、昔から地域密着で地元の方々に寄り添ってきた民間の総合病院です。現在は、平成28年に開院した加賀市医療センター(市立総合病院)との連携・協力を行いながら、患者様の満足度の高い医療を目指しています。看護学校への通学を希望する学生もお預かりし、学費を負担するといった制度で教育にも力をいれる当院ですが、いま、深刻な人手不足を抱えています。地域医療に興味がある方、加賀市以外からの就職も大歓迎です。一緒に地域の医療を支えませんか?
久藤総合病院とは
久藤総合病院は、1970年に開院した歴史ある総合病院です。久藤グループ内は、医療法人と福祉法人に分かれ、福祉法人では約40の介護事業所を運営、施設の入所者様も久藤病院へ受診いただくなど、地域の高齢者に対しても包括的なケアを行っています。また、一般の受診でも、有り難いことに多くの方々にご利用いただいています。
近年、市内に市立総合病院である加賀市医療センターが開院して、救急搬送の市内受け入れ態勢が強化されて以降、当院での救急車受け入れ数は減少していますが、急性期の治療が終了した患者さんの受け皿としての役割も果たしています。地域の各病院が上手に棲み分け、互いに有する機能をフルに発揮して、地域内においての連携をとりながら、患者様への総合的な満足度向上を目指すのが理想と考えています。
深刻な人材不足
どこの地域病院にも言えることですが、当院でも人材不足は深刻です。看護師、介護士、薬剤師、理学療法士、作業療法士など多くの業種を募集しており、地域住民に寄り添った医療を支えてくれる方を募集しています。中でも、看護師不足はとても厳しい状況です。
この状況を打開するため、当院では看護学校に通う学生をお預かりする制度を設けています。卒業後に当院へ就職していただく場合には、学費は全額、当院が負担させていただいています。しかし、現在は残念なことに、1~2名しかこの制度を利用していませんので、看護師を目指している学生の方々には是非利用していただきたいと思っています。
また、全ての職種を対象として、冷暖房完備の独身寮も設けていますので、住まいの面も安心いただけます。
やりがい
当院の患者様はほとんど高齢者の方々です。入院されている方の平均年齢は85歳を超えています。モチベーションを支えているのは、やはり退院される時にいただける感謝の言葉でしょうか。確かに高齢の患者様は、若い方々の治癒力には叶わない部分も現実としてありますが、それでも高齢の患者様を相手にする事には、また特別なやりがいがあります。高齢患者様が多いという事はお亡くなりになる方も当然おられ、その度にいつも淋しい思いをしますが、ご家族様からの「スタッフの人達に本当に良くしてもらえた、ここで最期を迎えられてよかった」というお言葉は非常にありがたく、かけがえのないものです。不思議なことにその言葉だけで、職員全員が「また頑張ろう」と思うことができます。
こういったところに興味関心をもっていただいた方には、是非当院に来てもらいたいです。
将来のドクターや看護師を育てる
当院では、中学生~高校生に対して夏休みに社会見学に来てもらっています。医療機器を実際に手にしてもらったり、操作方法を一緒に教えたりと、地元の子ども達に対して「こういう仕事をここでやりたい」と思ってもらえるような環境を作っていく事が大切だと思っています。
実際に、こういった体験の積み重ねで、当院に就職した職員も多数おります。そういうスタッフの話を聞くと、大変うれしいですね。私自身、この加賀市が好きですので、小さい子ども達にもこの地の良さを伝えていきたいです。
事業データ
企業名:久藤総合病院
代表者:病院長 太田 孝仁
所在地:〒922-0024 石川県加賀市大聖寺永町イ17
連絡先:TEL:0761-73-3312 FAX:0761-73-3458
WEB:http://www.jihoukai.net/