めぐり逢いと
好奇心の先にある
キミノ幸せのカタチ

等身大の生き方の1つが地方移住

男性がカメラを持っている

移住者インタビュー
北山 浩士さん Kitayama koji

コロナ禍をきっかけに石川県加賀市へ移住検討する方は増えています。とくに若い世代を中心に地方で子育てをしたいと考えている方は多いです。その一方、地方移住に漠然とした不安を持っている方がいるのも実情です。

移住後わずか半年でフォトスタジオ&カフェをオープンした4人家族のパパ・北山さん。移動制限されている中でもオンライン移住相談を何度も活用したり、空き家バンクから物件を探したりなど、移住サポートをうまく活用したのが特徴的でした。

今回は移住を考えた理由、石川県加賀市を選んだ経緯、そして現在行っている活動についてインタビューをしました。ファミリーでの移住を検討している方、必読です。

(2021年8月インタビュー)

 

青い建物と看板

 

 

東京から地方移住
人のつながりを実感

2020年12月に東京都から石川県加賀市へ移住しました。2021年5月にフォトスタジオ兼カフェの『Kimino Studio &Cafe 』をオープン。フォトスタジオ利用の無い日にカフェとして営業しており、そのほか商品撮影などのレンタルスペースとしてもお使いいただいています

いずれはハコを持つイメージでしたが、まさか移住して半年で整備したのは想定外。コロナ禍をきっかけに移住検討してから自分でもびっくりする程のスピード感です。

結果的にハコを持ったことで地域とのつながりは増えました。地元の梨農家さんから撮影依頼いただいた後日、収穫後のくずれものの梨をいただきました。またお隣りさんから有難いことにお誘いいただき、2021年11月20~21日に開催する『滝ヶ原藝術祭』の撮影を担当します。

人とのつながりが移住生活を豊かにすることを日々実感しています。

室内にテーブル、傘、ソファがあるスタジオ
レンタルスタジオとしても利用可能
パスタと皿
飲食店の経験からランチメニューも提供

 

石川県加賀市を気に入っているのが、町のコンパクトさです。山・川・海に程近い自然環境と、近隣に大きな公園があるので子どもの遊び場が豊富。教育においてはコンピュータークラブハウス加賀やプログラミング教育に代表されるように、IT教育に力を入れているため子育て環境としても良いですね。

ただ本音をいえば、地方で子育てをしたいと思って移住したわけではありません。もちろん検討要因ではありますが、根本の理由は1日1日を無駄にしたくない、そして「ダサく生きたくない」って想いから移住しました。

 

 

問いと好奇心を育む先に、
天職と巡り合う

ふと気づけばレストランで働いていたり、カメラマンをやっていたりと、人生をふりかえると自分でコトを成し遂げた感覚がないんです。運命といえば大袈裟ですが、その時々の好奇心も助けとなり、人生の大きい波に乗っかってきたイメージですね。

昔から「何のために生きているのか」と考えるタイプでした。人生の大きな波に直面するたびにこの問いを繰り返し考えたことで好奇心が育てられた気がします。

最初にこの問いが生まれたのは高校3年生の頃。当時尊敬できる大人に出会えず、大人に対して反発心を持っていました。次第に「自分は最終的にどこに辿りつき、何のために生きるのか。」と疑問を持ち始めるようになりました。

男性が語っている
自分らしさを大切にしている、と語る北山さん

 

1つ目の人生の波は、北海道の1人旅。旅人たちとの出会いが僕の世界観を広げました。「なんだ、第3の世界があるじゃん!」って思えて、それからは毎年北海道に通いましたね。次第に自信がつき、ブラジル旅にも挑戦。案外何もできない無力さを感じた一方で、自分はこれから何がしたいのかを考えるきっかけになりました。

2つ目の人生の波は、石垣島でのリゾートバイト。地元に戻りたくないと悶々としていた頃にたまたま友人に誘われて始めました。そこには僕の青春がありましたね。各地方から同じような悩みを持つ仲間に出会えて、今でも人間関係は続いています。上京するきっかけもここからでした。

3つ目の人生の波は、妻にカメラマンを勧められたこと。上京してからはテレビスタジオのアシスタント、飲食店の店長を経験し30歳過ぎに退職。とりあえず日雇いの仕事を始めたましたが、その頃には心身ともにボロボロになっていました。

見かねた妻から言われたのが「いっそのこと好きなカメラをやれば?」の一言。数々の旅を共にしてきた好きなカメラだったのにすっかり忘れていたんです。そこから決心してブライダルのカメラマンになりましたが、まさに天職と思えるような仕事でした。

問いに向き合い、好奇心を育て、いくつもの人生の波に乗っかることで天職に出会えました。その過程で培ったのが「人生に意味はない、だからこそ日々大切に自分らしく生きたい」との想いです。木々が枯れて土に還るみたいに人間もその環の1つ、だから日々を大切にしたいんです。

男性がカメラを持っている
好奇心の先に、カメラ×接客を併せた天職に出会う

 

 

主体的でありたい
手段は加賀市への移住

ブライダルの仕事は好きなカメラ、接客が活きるので天職と思っていました。ただ次第に都市での働き方への疑問と、カメラマンだけのキャリアに不安を感じながら悶々と過ごすように。そんな中でコロナ禍になり、自分を見つめ直すきっかけができました。やっぱり〈ココ〉から出たいと思って家族に相談したところ、同意してくれたため移住検討を始めたんです。

たまたまそのタイミングで『住みよさランキング2020』が取り上げられていて、ランキング上位に石川県の市町がいくつもありました。なんとなく気になってWeb検索したところ、石川県加賀市のサイトが一番ワクワクさせてくれたんです。この町の動きが鮮明に伝わる内容で、とにかくすぐに問い合わせました。

『住み良さランキング』とは?

東洋経済『都市データパック』編集部が1993年から発表しているランキングで、自治体ごとに住みよさを表す各指標から偏差値を算出し、その平均値を総合評価として順位付けされている。

参考:東洋経済ONLINE 「住みよさランキング2020」全国総合トップ50

 

その後オンライン移住相談を行い、翌月に移住体験ツアーに参加。1週間滞在しながら地域を見て回ったり、物件さがしも行ったりしました。たまたま空き家バンクに掲載されていた戸建貸家を内覧できたのも大きかったです。これは新たな人生の波だと感じ、次の日には賃貸することを決めていましたね。

移住体験後も移住コーディネーターにサポートいただいたのもあり、わずか半年で移住することができました。よく「なんで石川県加賀市に移住したのか?」と聞かれますが答えるのが難しいんですよ。まさにタイミングとご縁で、たまたま〈ココ〉だったんです。

4人が川にいる
移住体験ツアーの様子 川辺を散策 

 

自分の好奇心を大事にし、主体的に生きる姿勢を大切にしてきました。それが僕にとってかっこいい生き方なんです。移住する選択は主体的に生きることをめざすなかで選んだ結果です。今後は石川県加賀市でかっこよく生きる姿を子ども達にどんどん見せていきたいです。

 

 

移住に不安なパパの
頼もしい存在

最近は人との繋がりからお仕事を頂いています。またありがたいことにカフェ利用も増えてきていますが、まだまだ収入は安定していません。それでも日々充実しているし、なにより人に感謝する時間が増えたましたね。幸せを感じる分量は移住後の方が大きいと実感しています。

今後積極的に提案したいのが「何でもない日にこそ、家族写真を撮る」文化を創ること。親になると自分の両親が若い頃の写真を見たくなるんです。写真は自分の子どもが大人になった時のために残してほしいので、シンプルでもいいから定期的に家族写真を撮ってほしい。そんな想いから気軽に利用できるリピートプランを提案しています。

『Kimino Studio &Cafe 』は君のため、つまり主役はあなた。スタジオとしても、カフェとしても何気ない日々を大切にできる場にしていきたいです。

3人家族の写真を撮る男性

 

移住検討している人、とくにパパさんの移住相談にのれると思います。パパさんは家族に対する責任を考えると思いますが、僕からするとそこまで考えているあなたは素晴らしい。僕はそこまで責任感ないんで(笑) そんな僕から言えるのは、あなた自身の等身大の幸せをまず考えてみてください。その先に移住があれば、一歩踏み出してもいいんじゃないかな。

たまに移住者が集まって移住談義をしているので、移住を考えている方は気軽にお立ち寄りください。コーヒーとおいしいスイーツをご用意してお待ちしています。

大人が室内で話している
移住者の会所にもなるカフェ

『Kimino Studio &Cafe』WEBサイト

★『Kimino Studio &Cafe』のSNS

営業日・時間は変動するので、SNSをチェックしてください。

Instagram https://www.instagram.com/kimino.cafe/