開陽保育園｜温泉地の保育園で、のびのびと学ぶ子どもたち。

温泉地の保育園で、のびのびと学ぶ子どもたち。

子どもは、無限の可能性を持つ豊かな存在です。そのことを実感できる保育園が加賀市にはあります。石川県加賀市山代温泉にある開陽保育園では、子どもたちの意思を尊重しながら、高い能力を引き出そうとする保育環境が伺えます。

たとえば5歳児にして、美しいブリッジや鉄棒を軽々と越える、このような高い身体能力を発揮する子もいます。まるで小さなオリンピック選手のように体を動かす子どもたちが、保育園の運動会で活躍する姿が目に浮かびます。

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お日様の光が大きな窓からたっぷりと降り注ぐ園舎は、子どもたちの元気な声で溢れかえっています。

8月、真夏のじりじりとした日差しを避けながら、屋内では体育教室が開かれていました。まるで体育館のように広々とした遊戯室にもエアコンがかけられており、子どもたちは水筒を持参し、熱中症や脱水症状に気を付けながら、元気いっぱいに体を動かしています。

5歳児にもなると、美しいブリッジや鉄棒を軽々と越える、高い身体能力を発揮する子もいます。さながら小さなオリンピック選手のように体を動かす子どもたちが、運動会で活躍する姿が目に浮かびます。

ドッチボールや跳び箱へのチャレンジも通じて、なかには8段もの跳び箱(保育園児サイズ)を跳べる子います。とにかく子どもたちは遊ぶことに一生懸命で、遊びを通じて、たくさんのことを学んでいきます。

もちろん運動が少し苦手な子もいます。リレーで負けて泣く子もいます。先生は泣いている子に寄り添い、励ましの声をかけていました。悔しいという経験も、次の努力に向かわせるエンジンです。

このように4～5歳にかけては、心も体もぐんぐんと成長しています。喜びも悔しさも知り、いろいろな感情を学びながら、やり遂げる心が育まれていきます。

開陽保育園では、山代温泉の伝統ある祭りにも参加し、子どもたちが主役になれる場を設けています。開湯1300年の歴史を誇る山代温泉においては、毎年6月上旬に菖蒲湯祭りが開催されており、無病息災を願う風習が根付いています。こうした伝統行事において、子どもたちは「マーチング」や「山代音頭」を披露します。

本番に向け、子どもたちは大太鼓や小太鼓、シンバルやキーボードなどを練習し、その音色が園内に響いていました。なかには楽譜を持ち帰り、自宅で演奏を練習する子もおり、ここでもやり遂げる心が育まれています。

なぜ子どもたちは、そこまで一生懸命になれるのでしょうか。その意欲をかき立てる秘訣は、演奏したい楽器を自分たちで選ぶことです。遊戯室でお兄さん、お姉さんが練習していると、その音が園内に響き渡ります。そこに集まってくる子どもたちは、その音を聞いているわけです。

やがて大きくなって自分たちの番が回ってくると、気に入った楽器を自ら選んで演奏します。先生が指示するのではなく、子どもたちに選択を委ね、学びのコントローラーを渡しているからこそ、一生懸命になれるのではないでしょうか。

開陽保育園で大切にしている指針の1つが、「いのちを大切にする心」です。毎日それを実感できる場が、給食の時間です。ご飯を食べるときは、生き物の命を戴く瞬間でもあるため「いただきます」と「ごちそうさま」と、必ず命に感謝します。

子どもたちが毎日のように食べているお米ですが、すくすくと育つ稲の様子は、保育園の目の前の田んぼからも分かります。春先の小さかった苗が、夏には青々と茂り、やがて黄金色に実るのを感じられる環境です。こうした場所を子どもたちは散歩します。学びの種は、自然豊かな環境のなかにすでに埋め込まれています。

住宅地と田んぼが隣接した山代温泉北部にも、たくさんの生き物がいます。子どもたちは虫や爬虫類が大好きで、ダンゴムシやバッタ、オタマジャクシやカエルに興味津々。なかには保育園に虫かごを持ってきて、自分の捕まえたカブトムシをお友達に見せて、その感動を共有する子もいます。

いのちを大切にするという意味では、捕まえたカエルやバッタも、もとの自然に帰してあげるよう伝えています。「もしも自分が虫かごのなかに閉じこめられたら、どんな気持ちになる？」と問いを投げかけ、生き物を思いやること、命について考えることを大切にしています。

このように生き物がたくさんいる環境は、学びの種もたくさんあります。それらが先生の問いかけによって花開き、子どもたちの「気づき」という実りある学びに繋がります。動植物を思いやることを通じて、自分自身の命も大切にできる子に育ってほしいという願いが込められています。

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移住希望者向けの保育園・認定こどもへの見学サポートも行っています。また、滞在中に仕事探しや住まい探しで、お子さんを預けたいときは一時保育をご活用いただけます。

滞在拠点として、無料で利用できるお試し住宅をご用意しています。こちらは加賀市定住促進協議会が運営しています。