加賀でかがやく

全国の地域素材を活かし、菓子を提案・創造していく
味からパッケージまでトータルプロデュース

代表取締役　吉田 貴さん
地元の方に喜んでいただけるお菓子屋として、直営店販売もしながら、全国各地の素材を生かした土産菓子の企画提案・製造を行っています。試作は年間100種類以上。漠然としたイメージから企画を作ることもあります。素材はもちろん、物語性も大事にしています。
お菓子の企画、製造に携わるスタッフを募集しています。

お菓子を創造する仕事

当社は、全国各地のお客様の目的やご要望に合わせて、土産菓子商品を企画し、ご提案しています。プライベートブランド商品・観光土産など、多種多様な実績を重ねてきました。

お客様から「この素材を使って、こういうお菓子を作ってほしい」とリクエストしていただくケースもあれば、逆に当社から「こんなお菓子を作りませんか」と提案をするケースもあります。月に一度、企画会議をしながら、年間で100種類ほどお菓子の試作を行っています。

素材をどう生かし、どう表現するか

お菓子の基本的な材料は、砂糖・小麦粉・卵・小豆等です。この素材を使ってどう表現するのか。味や見た目はもちろん、パッケージデザインまでトータルに企画していきます。まだ漠然としたイメージだけのご依頼からスタートし、いろいろなアイディアをご提案する場合もあります。

ゼロからの試作となると、完成まで半年ほどはかかります。商品ができた後も、品質確認のために検査を重ねます。ですから、発売まで考えると、ひとつの商品にかける時間は長いです。

各地域の資源を活かして新たな商品を創造していくことは、大変な面もありますが、とても楽しい仕事です。

土産屋から菓子メーカーへ転身して急成長

弊社の前身として、温泉街の土産屋を営んだ時代がありました。高度経済成長期に、加賀市の山中温泉の温泉街で小さな土産屋を開店。初めは好調でしたが、ホテルや旅館さんが館内に売店などの設備を整え始め、出歩く観光客が次第に減少、温泉街は廃れていきました。もう土産屋をしていても商売にならないと見た先代が、昭和44年に土産菓子の製造へと大きく舵を取りました。

ちょうどその頃、真空パックの技術が世に出て食品の長期保存が進み、また流通の整備の発達も重なり、土産菓子の全国出荷が可能となりました。それまでは、日持ちのする最中（もなか）などを近場で売るのが精一杯だったことを考えると、非常に大きい革新でした。

加賀市は土産菓子製造業の集積地

事業拡大に伴い工場の増築を重ね、山中温泉の敷地では手狭になり、現在は加賀市黒瀬町に本社と工場を置いています。当社のお菓子は現在、関東地方を中心に、全国38都道府県で販売されています。
加賀市周辺は、土産菓子製造業の集積地です。この辺りの菓子メーカー同士が、長年、切磋琢磨を繰り返してきたおかげで、全国シェアの菓子メーカーが多く育ったのだと思います。

なぜ直営店を構えるのか

弊社の売上の約7割を占めるのが、全国各地の素材を活かした土産菓子の企画・製造・販売を行う卸売業です。その一方で、直営店舗での販売にも重点を置いています。菓子メーカーでありながら自ら店舗を持つところは少ないのですが、店舗を直営で持つことで、お客様の意見や感想などの情報を素早くキャッチでき、商品づくりに活かすことができます。

直営店で販売するお菓子には、石川県内の能登や金沢、加賀などの素材を多く使います。地元加賀の素材を活かしたお菓子も、さらに増やしていきたいと思っています。

長く愛され、地元の方にも喜ばれる菓子屋

「地元の方に喜んでいただけるお菓子屋」という基本を大切にしながら、お菓子作りをしていきたいと思っています。売れ行きによって新商品に入れ替えることもありますが、作る以上はずっと長く残っていくような商品を作りたいと考えています。

長く愛される商品づくりのため、素材だけではなく物語性も大切にしています。

求める人材

毎年、新卒者の定期採用を行っています。中途採用も受け入れています。社内の士気を高めていくためにも、新しい人材が必要です。企画職だけではなく、菓子製造工場で働いてくれる方も募集しています。徹底した衛生管理の製造ラインで、ケーキ、ゼリー、クッキーなど様々なお菓子を製造しています。

工場勤務スタッフのほとんどが正社員です。男女比は6:4で女性が若干多いですが、男性の方も多く活躍しています。お菓子作りに興味のある方、ご連絡お待ちしております。