悩めるママたちの
子育てを手助けする、
「NPO法人かもママ」。

　移住者さんには、いざという時に頼れる大人がいないという心配を抱えていらっしゃる方もいます。かもママのファミリーサポートセンター事業では、地域において育児の援助を受けたい人と援助を行いたい人が会員となり、助け合う会員組織をつくっています。具体的には保育施設などへの送迎、一時預かりなどを依頼できます。アドバイザーが間に入り、依頼者から連絡を受けて、サポーターに連絡しマッチングさせるコーディネートを行っています。事業の中では、保育園と自宅間の送迎をしており、2021年度は、１年間で136件の依頼がありました。

　そのほか、産前産後ヘルパー派遣事業では、妊娠中または出産後、体調不良などで家庭に育児や家事ができない、家族などから育児や家事の援助がない家庭では、ヘルパーによる支援をうけることができます。NPO法人かもママでは、産前産後ヘルパー養成研修を受講した「産前産後家庭支援ヘルパー」を加賀市の保健師が必要と認めた家庭へ派遣しており、利用料金は２時間１０００円となっています。

　また、石川県は雪だけでなく雨や曇りの日が多いですが、子供の遊び場はどこにあるのか、という疑問の声もあります。加賀市には、加賀市中央公園の一角に「かがにこにこパーク」という屋内児童遊戯施設が開設されています。地元のママさんからの「室内の遊び場が欲しい」という声を聞き、2018年にオープンしました。現在、「かがにこにこパーク」共同企業体の代表団体として、NPO法人かもママが指定管理者として管理運営をしています。

かがにこにこパークで遊ぶ子供たち

　移住後に妊娠をされた方に、加賀市では、これからお子さんが生まれる方を対象に「妊娠期パパママ教室栄養編」と「妊娠期パパママ共立沐浴編」を開催しています。沐浴編はNPO法人かもママが委託を受け実施、助産師から心身の変化やホルモンの変化などのお話、沐浴の仕方などのレクチャーを夫婦で受け沐浴を体験、その後ママは授乳の仕方や抱き方など助産師からお話を聞き、パパは先輩パパとの座談会でパパの役割や親になることなどパパ同士で語り合う大事な機会となっています。そのほかパパママ二人で夫婦だけの生活から赤ちゃんを育てていく生活をイメージするワークショップをしています。夫婦での家事の分担を可視化して共有、赤ちゃんのお世話も共有しながらママにしかできないこと、パパにも出来ることを2人で考え今後の生活をイメージしていきます。その後加賀市の子育て支援サービスやかもママの子育て支援事業などの紹介もあります。

　地元の方であれば、身近に子どもの面倒をみてくれ、頼れる親戚なども多いと思いますが、転勤や移住者の方は頼れる方もいない地域での子育てに不安を感じる方が多いと思います。子育てで困った際には子育て家庭に寄り添い加賀市の手厚い子育てサービスと合わせて個々に応じた支援も行っているかもママがいます。こんな加賀市であなたも子育てしませんか？

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