移住者インタビュー 加賀市定住促進協議会

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加賀市医療センター<市立総合病院>(インタビュー第1弾)

募集人財:急性期に関心の高い医師

急性期医療の充実に向け、新たな医師を広く求めます。

喜多 一郎さん(事業管理者)
<プロフィール>
金沢大学医学部卒業、大学附属病院で研修を積み、その後は北陸3県の大きな病院で外科医として腕をふるってきた。加賀市医療センター開設のため、平成27年6月加賀に赴任。

<企業概要>
平成28年4月開業の加賀市を代表する総合病院。救急車を断らない、全室個室、総合診療、地域の医療機関と連携し、病気治療だけでなく住民の暮らしをケアしている。急性期医療の充実のために新たな医師を広く求めている。 (ヒアリング訪問日:2016.12.27(火))

インタビュー第2弾はこちら。

自治体病院の役割は、住民生活のトータルケアにまで

治癒からケアへ、それが国の最近の施策です。全ての人の生活の面倒を見ることが、自治体病院の社会的使命になってきています。つまり、医療で治ったから「はい、さようなら」ということにはならないんです。最近の「医療」は、患者様の生活まで、それも家族も含めて見るんです。
 独居老人は、加賀のような中規模以下の市では都会に比べて少ないですが、高齢者2人住まいも多いです。病院で治療を受けたからと言って、自宅に戻れるかどうか、自宅に戻らなければ施設にお世話になるかどうか、在宅も含め、地域包括ケアが重要です。

住民の一番の期待は、救急医療の充実

地域住民が地域医療に一番期待していることは、救急医療です。何かあった時に面倒をみてくれるのか。それは加賀市でも10年以上前から課題となっていました。2016年にようやく加賀市医療センターができ、市民の期待に応え得る状況になりました。
 簡単に言うと、救急車が来ても断らないということです。都会では「たらい回し」という話題が時々出ますが、南加賀では、年間で1~2例もないでしょう。
 そして、医療の質を良くしないといけません。加賀市の住民が、わざわざ他の地域へ足を運んで治療を受けるということを、できるだけ避けたい。ただ、もちろん病院間での役割もあります。心臓の手術ができる病院は南加賀にはありません。呼吸器外科、肺がん治療は小松にしかない。それを加賀市医療センターが新たに作る必要はない。役割分担でうまくやっていきたいということです。
 住民の信頼を得て、加賀市の住民は原則加賀市で医療を受けていただきたい。民間の病院と自治体の病院では役割が違うので、そこを理解して取り組めばよい。急性期から慢性期へ、加賀市において、民間病院、介護は充実しています。

患者様の情報をネットで共有できる仕組み

患者様の情報については、共有化が進められています。石川県では、300以上の医療機関が参加しており、検査データ、入院時・退院時のサマリー(要約)、毎日の経過記録も全てみられるようになっています。システム構築には県の補助をいただいています。

病室が全室個室に

当院のもうひとつの特徴が、病室を全室個室化したことです。管理する側としては、いろんなメリット、デメリットがあります。患者は個室に閉じこもって外に出ないから、活動量は落ちるし、お年寄りには寂しがる人もいます。看護師による見回りなども大変です。
 一方で、大部屋の場合は男女の人数の割合も調整が難しいのですが、全室個室であればそんな心配をする必要もありません。院内感染に対応しやすいなどのメリットもあります。 患者様とお話することも容易です。医者と患者様の話というのは、厳密にはある程度他の人には話を聞かれない別室などの環境で話すべきですが、個室ならば病室内で済みます。

HCU(ハイケアユニット)

救急医療にはハイケアユニットがないと対応できません。集中管理をして、そこに入った方の治療成績が上がることを目的にしています。手術後の患者さんや重症患者さんを一般病棟でケアしようとすると、いろいろ問題があって難しい。均等な看護のレベルがあるか、医療機器だけでも高度なものが多く必要になります。
 そこで、これまでは加賀には無かったのですが、HCUを10床設けました。当院は救急車を断らない方針で臨んでおり、地域住民の皆さんに安心していただくためにも、何としてもHCUを維持しないといけない。
 「あらゆる患者さんを受け入れる病院である」ということが強みであり、特徴となっています。

市内で唯一分娩できる病院

産科について、以前は市内でも個人のクリニックで受けておられましたが、院長先生がご高齢になりお辞めになられた。合併前の山中医療センターでも、産婦人科の先生が分娩を受けておられましたが、合併して医療資源を集中した結果、加賀市医療センターに複数の産婦人科医が配置され、常時分娩できる体制になりました。産科に複数の医師がいるのは、北陸の同規模の病院では珍しいことです。

LDR出産の実施

お産前後の移動は大変です。そこで当院でも、陣痛、分娩、産後のしばらくの間は同じ部屋で過ごしていただく仕組みになっています。民間クリニックでは当たり前です。皇太子の奥様がお子様を御産みになられた際にLDRで過ごされ、全国的に広まった経緯があります。今までに比べて良くなっているので、アピールポイントとしています。

総合診療の充実

地域の病院には、ずば抜けた専門医は必要ありません。専門医という概念には、「他は診ない」ということが含まれます。そういうことは、地域の中核病院には必要ないです。どのような患者様でも診て、自分の所でできなければ、紹介すればよい、それが連携です。
 総合診療は、非常に大きな役割があります。日中の救急患者はほとんど診ています。それも、救急車で来る人だけが救急患者ではありません。自分の車で来たり、外来診療の終わりの時間に来たりもします。どんな所の疾患であるかを判断することが優先されます。
 今は、専門医の制度や学会認定が変わっている時なので、そういうものに対応できる資格や研修を受けておくことです。

総合診療ができるようになる目安

少なくとも研修医制度を終わって、5~6年目でしょう。田舎ではよく、「若い医者は心配だ」と言われますが、それは明らかな間違いです。広く勉強していない医者に比べれば、若い医者はよほど素晴らしい。
 日本においては特別なスーパードクターは、1パーセント未満です。専門医としての資格を取って、最後まで専門以外の患者さんを診なくて良いというのは、おそらく大学の教員、その中でも教授か研究者ぐらいです。開業すれば、専門なんて言っていられません。「臨床医は、全て総合診療医」と捉えたらよいと思います。

この病院での仕事のやりがい・魅力

当院では、高度の超急性期医療ではないですが、幅広い患者様を診ることができます。「全人的治療」、生活も含めて全体を診ます、という志向の医者は増えてきています。もちろん、救急医療に興味がある方にとっても、当院は魅力があります。
 自治体病院のそもそもの設立の趣旨から、地域の開業医の先生方と同じことをしていても意味がありません。開業医の先生方がされないことに力を注がないといけません。それの最たることが、救急医療であり入院治療です。
 だからこそ、患者様の状態が安定してきたら、地域の開業医や病院に移っていただくという体制です。

急性期医療の充実を目指す医師を求めています

当院の医師は現在37名がいて、石川県出身が16名、福井8名、富山3名、ほかは北陸以外の出身者です。
 急性期医療を目指す方に来て欲しい。救急の当直ができ、入院患者さんを持ってくださるドクターです。皮膚科の先生や眼科の先生に当直をお願いするわけにはいきませんので、より対応いただきやすい科の先生にお越しいただきたいです。
 研修医さえ終わっていればよく、若ければ若いほどよい。若い人であれば、国内研修(手術研修や救急病院)に派遣することも可能です。

事業データ

事業所名:加賀市医療センター
所在地:〒922-8522 石川県加賀市作見町リ36
連絡先:TEL.0761-72-1188
WEB:http://www.kagacityhp.jp/

【施設概要】
300床(一般病棟)214床(内ハイケアユニット)10床(地域包括ケア病棟)41床
(回復期リハビリテーション病棟)45床
【診療科】
内科、循環器内科、呼吸器内科、内分泌・代謝内科、腎臓内科、神経内科、消化器内科、リウマチ科、外科、消化器外科、乳腺外科、肛門外科、整形外科、産婦人科、小児科、眼科、耳鼻いんこう科、皮膚科、泌尿器科、脳神経外科、放射線科、麻酔科、リハビリテーション科、救急科、総合診療科

インタビュー第2弾はこちらから

「移住者インタビュー」のコーナーでも、当医療センター勤務医のお話を掲載中。
こちらも併せてご覧ください。
上出真一先生(循環器内科ドクター)
岡本真琴先生(麻酔科ドクター)

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